by Josef Seibel
恋愛感情なんて脳が見せる幻だよというお話です。たぶん。
『男性の女性の好みはストレスによって変化する [Proc Biol Sci]』
体温と同じ温度の温水に手をつけた場合と、痛いほどの冷水に手をつけた擬似的ストレス環境下の場合を用意し、この二つの環境下で「好みの女性」を比較したところ、ストレス環境下にない男性は自分似の女性を選ぶ傾向があったのに対し、ストレス環境下にあった場合は、自分に似ていない女性を選ぶ傾向が見て取れた。
男性50名を対象に、ストレスを与えた場合/与えなかった場合で選ぶ好みの女性に違いがあるのかを調べた実験@ドイツなのですが、ストレスのあるなしがちゃんと選択に反映されたそうです。
というか、普通は自分似の女性を選ぶものなんですね。純潔指向があるのかな。
『男はストレスにさらされると、好みのタイプが変わる?!』
似た者同士のカップル場合、その子供は遺伝学的に困難な状況に対処するための多様性が低い可能性があるため、男性はストレスの多い状況下では、本能的に自分と似ている女性を避けるのではないかと、研究者は分析している。
なるほど。自分と似た異性を選んでしまうと自分と同じ環境でストレスを受けてしまうので、別のタイプの異性を選ぶことでその可能性をすこしでも下げようとするんじゃないかと。
これを踏まえると、よく言われる「特殊な環境で生まれた恋は長続きしない(映画『スピード』の法則)」も説得力を増しますね。
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