名高い福井県立図書館の『覚え違いタイトル集』から。
本のタイトルがよくわからない、うろおぼえ。 図書館のカウンターで出会った覚え違いしやすいタイトル、著者名などをリストにしました。
間違え方にもいろいろあるのに感心します。
以下、
・(来館者が希望したもの) → (正式タイトル)
です。
・最近映画化されて、シベリアが舞台の『白い大地の伝説』という本 → 『不毛地帯』
周辺情報がある程度正確なのにタイトルが「地」しかあってないのがポイント高い。
・失われゆく地球 → 『変わりゆく地球』
気が早い。
・年だから解雇よ → 『トシ、1週間であなたの医療英単語を100倍にしなさい。できなければ解雇よ。』
これは正式タイトルに罠多すぎ。
・僕の初恋をキミにそそぐ → 『僕の初恋をキミに捧ぐ』
初恋~そそぐの流れに違和感を覚えないのがすごい。
・「人は見た目が7割」 → 『人は見た目が9割』
希望的観測が2割。
・「マネーはどう動くか」 → 『マネーはこう動く』
本の内容と読む動機の関係性がみごとに表現されています。
「人は見た目が7割」とか地味に好きですけど、一番度を越した破天荒っぷりを見せつけたのがこれ。
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田んぼの中にタガメがいる
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『誰がために鐘は鳴る』
もうね、勘違いとか覚え違いとかいう次元をひょいと超越してましてね、「田んぼの中にタガメがいる」と『誰がために鐘は鳴る』じゃ絶対に本の内容が違いますから。この人が『誰がために鐘は鳴る』を受け取ったって満足するはずがないです。昆虫観察がご希望なんでしょうから。
『誰がために鐘は鳴る』にたどり着いた司書さんスゴすぎ。