by Monica Arellano-Ongpin
『<体のフシギ>なぜアジア人はお酒に弱い?文化と進化の関連解き明かす研究論文を発表―中国』という記事より。
なぜアジア人はお酒を飲むと顔が赤くなりやすいのか?お酒に弱いのか?中国の研究者がこの謎に答える研究論文を発表した。
生まれついての下戸がいるのはモンゴロイドだけ、という説は聞いたことがありました。
お酒を呑むと体内では、アルコール→アセトアルデヒド→酢酸と変換していく酵素が働くのですが、たまにこの酵素の働きが特別強くアルコールが一気にアセトアルデヒドに変わってしまう人がいるそうで、それが欧米人では5%程度にも関わらずアジア人では50%にも及ぶのだとか。
酵素が突然変異を起こしたのでは?と考えられているのですが、なぜ人種によってばらつきが発生したのか。
調査した研究者は、変異した酵素を持っている人々が稲作地域に多く変異の発生時期が稲作が始まった時期と重なっていることから、
酵素が突然変異を起こしたのでは?と考えられているのですが、なぜ人種によってばらつきが発生したのか。
調査した研究者は、変異した酵素を持っている人々が稲作地域に多く変異の発生時期が稲作が始まった時期と重なっていることから、
大量の飲酒で健康を損なわないように、また米を発酵させた後の豊富な栄養を享受できるように
遺伝子が変化したと説明しているそうです。
ぼくの聞いた説は、アジアに比べて欧米は飲み水を手に入れることが難しかったためお酒を(ワインとか)大量に摂取する文化が発展し、逆に下戸遺伝子を持つ人は淘汰された…というものでしたがこの研究結果のほうが説得力がある気がします。
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