あの宇宙人、テレビに再びあらわる。

昨年末亡くなった奥村公延さんの訃報に触れたなべやかんさんが、とあることに気付きブログを更新していました。

奥村公延さん死去をワイドショーで見た時、驚いたことがあった。
それは、出演作品の所でウルトラセブンとあり、その横にスペル星人と書いてあったのだ！

マニアはこういうの見逃さない。

スペル星人は現在、あらゆるメディアで「なかったこと」になっている（表記上は“欠番”）宇宙人でして、その理由についてはwikiにくわしく記述されています。

本放送の3年後に子ども雑誌の付録になされた『差別的記述』への抗議から逆流して（本放送時には問題視されなかったらしい）番組内容がすべて封印されるに至ったわけですが、思うに、本放送時は「原爆」や「被爆」がもっと生活の近い位置にあったのではないかな、と思います。

こういったやり方が推し進められると、原爆やそれに付随するもろもろがすべて影に押しやられてしまいそうで怖い気もします。

それにしてもテレビに「スペル星人」の文字が映し出されるとは。
この名前を知る人が欠番問題を知らないことはまずありえないので、番組スタッフのちいさな冒険だったのかも知れません。「ワイドショーなら大丈夫だろ」と思ったのかな。