「テレビCMの6割は視聴者の記憶に残っていない」という調査結果が6月15日の読売新聞に掲載されました。
調査は、関東地方に住む6~89歳の男女計3000人に毎月、筆記式アンケートを実施。印象や好感を持ったCMを最大五つまで記入してもらった。
その結果、CMを出した2019社中、777社のCM1万147作品は全く記載されなかった。その中には、一つの商品のCMに最大3億円以上も費やした企業が3社あったほか、年間に最大で905回流していた企業もあった。
CMがどうこうではなく、みんなテレビを見なくなったんですね。
僕自身テレビを見る時間が減りました。以前は、家に帰ったらまずテレビを点けて、見るわけでもなく流しっぱなしのながらメディアでしたが、今はまずパソコンを立ち上げるようになりました。
そうして視聴率は落ち、CM枠は安く売られるようになり…野球中継を見ていると野球人気の下落もあいまって、それまではローカル局でしか放送されていなかった企業のCMが流れるようになりました。
広告代理店はその影響をモロかぶりしていて、最大手の電通、博報堂はいずれも赤字に転落しました。
代理店はマスの売れ行きが落ちると厳しいですね(マージン商売なので利益率は悪いですが単価が高いので利益額はそうとうになります)。
専門家は「テレビCMから離れた視聴者はインターネット広告に流れる」と言っています。僕はそれなりに住み分けされるんじゃないかと思ったんですけどね。
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