by NASAblueshift
『銀河系で新種の“浮遊惑星”を発見』という記事から。
木星に似た巨大ガス惑星が親星の重力の束縛から逃れ、宇宙を自由に漂っていることが明らかになった。空には数えきれないほどの恒星が輝いているが、恒星よりもはるかに多くの惑星が天の川銀河(銀河系)の暗がりに潜んでいるようだ。
普通の惑星は、地球にとっての太陽にあたる恒星のまわりを公転しているものなのですが、浮遊惑星とはそのルールから外れて勝手気まま(といっても自律しているわけじゃないですが)に宇宙を漂っているのだそうです。
無限に広がる大宇宙…の暗闇を漂う惑星、ロマンを感じるお話ですが、問題はその数。
銀河系の恒星1個に対し、平均2個程度の浮遊惑星が存在する。この比率はほかの銀河にもおそらく当てはまるという。銀河系の恒星の数は約2000億と推定されているため、少なくとも4000億の浮遊惑星が存在していることになる。
多すぎる!
これだけの量があると現在知られている宇宙の質量そのものを計算しなおす必要があるんじゃないかと思ったんですが、wiki「暗黒物質」の項によると
宇宙全体の物質エネルギーのうち、74%が暗黒エネルギー、22%が暗黒物質で、人類が見知ることが出来る物質の大半を占めていると思われる水素やヘリウムは4%ぐらいしかないことが分かってきている。
ということなのであんまり関係ないんですかねえ。
「浮遊惑星」と聞いて最初に思い浮かんだのはウルトラセブン#32『散歩する惑星』でした。リッガー。