by jbweir
『「天才は1%のひらめきと99%の努力」は大うそ!? 名言の誤解』という記事より。
いわゆる名言とか箴言、遺されたことばってのがありますね。こころの支えや生きる糧になったりしているそれらのことばですが、どうも言った本人の意図通りに伝わっているものばかりではないようです。
たとえば「天才は1%のひらめきと99%の努力」。トーマス・エジソン。
数々の成功を納められた理由を問われて答えた、たゆまない努力の素晴らしさを説くことばとして誰しも聞いたことがあるものですが…
数々の成功を納められた理由を問われて答えた、たゆまない努力の素晴らしさを説くことばとして誰しも聞いたことがあるものですが…
この名言は本来、「1%のひらめきがなければ99%の努力は無駄である」という意味だったんです。
才能がなきゃなんもうまくいかないよ、と。超ドライ。
いやいや、エジソンだってたくさんの失敗をしているわけで、「努力“だけ”では評価されない」→「結果を残すためのプラス1が必要」という思いからの発言と考えれば、名言としての価値はゆるがないと思います。
そしてもひとつ。「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」。よくスポーツ選手とかに向けて使われるイメージです。
古代ローマのユウェナリスという人物のことばで、「健全な肉体をもてば精神も健全なものになる」と言う意味合いで使われていますが、この記事によると、
多くを求めて願いを叶えたところで、身を滅ぼすだけである、と説きました。続けて、もしも神に祈るとすれば、「健やかな身体と、誘惑に負けず政治に関心を抱く健やかな精神」こそを願うべき
が本来の意味だと。
あれ?ぼくが知ってるのはWikipediaにも載ってる
身体能力の高さや肉体美だけを重視し、腐敗した政治に一切関心を持たない民衆を大いに皮肉った風刺の句
ってほうなんだけどな。くだけた言い方をすると「健全な精神が『健全な肉体』とやらに宿ってくれるっつうならいいんだけどね。ふん」みたいな。ほんとうはどうなんでしょうか。
ちなみにぼくが好きな名言は「狼は走れ豚は転がれ」です。ルパン・ザ・サード。
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