by Markusram
生命誕生について語るとき、必ずついてまわるのが「偶然」です。地球のサイズ、太陽からの距離、月の存在、木星のサイズエトセトラエトセトラ…。数えきれない偶然の積み重ねによって地球の生命は誕生したと。
しかし「宇宙」という極大の母数の前では、どれだけ可能性の低い事象だとしても発生回数は増えます。故に地球外生命体は存在します。
これを大前提としまして。
英国王立協会が“宇宙人探索における現在位置の確認と、その発見が人間社会に及ぼす影響に関する推測”をする科学者会議を開催したそうです。
パスカル・エーレンフレント(Pascale Ehrenfreund)氏は、「地球上の生命は、星間空間に漂う炭素分子とちりにより誕生した可能性がある。そうだとすれば、生命の基本的な構成要素は、天の川銀河やその他の銀河の惑星系にまで拡散されているはずだ」と発言した。
ね。まあ「宇宙人」と「地球外生命体」じゃぜんぜん違いますけども。近場では月にも火星にも水の存在が認められているわけで、バクテリアが見つかるのかも知れません。
一方サイモン・コンウェイ・モリス教授は
「生命の誕生は偶発的な出来事だったというのがわたしの意見。生命は地球上にだけあるもので、地球外には何も存在しない」
と持論を展開しています。また、宇宙人が高度な知能を持っていると仮定した場合でも「彼らがスピルバーグ映画に出てくるように、かわいらしく、親切で、賢明であると思い込むべきではない」と警鐘っぽいものを鳴らしています。
でもなあ、宇宙人が好戦的だとしたら宇宙に飛びたつような科学力を獲得するまで進歩できないような気がするし、長い年月をかけて旅したあげくに文化レベルが低い地球人に興味を持つとも思えないんだけどねえ。
まるでプレデターじゃないの。
それにしても存在意義を認められずに国防省UFO部門が閉鎖された国とは思えませんね。
コメント