「名探偵ポアロ」シリーズの未発表短編2編が、今春早川書房から刊行されることが発表されていました。
この2編は「ケルベロスの捕獲」と「犬のボール事件」というタイトルで、
「ケルベロスの捕獲」は『ヘラクレスの冒険』(1947年)収録の同名の短編の原型、「犬のボール事件」は、長編『もの言えぬ証人』(37年)の習作とみられる
ということなので、どちらもファンにはお馴染みのストーリーのようですが、ま、ファンなら読みたいですよね。
短編の発見者ジョン・カラン氏が2編を紹介する本「アガサ・クリスティの秘密ノート」を著しており、こちらが早川書房から刊行されます。せっかくなら、「ケルベロスの捕獲(発表版)」と「もの言えぬ証人」も並べておいてくれると嬉しいのですが。
ところで日本ではポワロとポアロ、どちらが正式なんでしょう。早川の赤い表紙の文庫版を読んだぼくとしてはポアロなんですが、NHKドラマはポワロだし、でも熊倉一雄の発音は「ポアァロ」っぽかったし。
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