by babasteve
日本人は特定の宗教をもたないことが多いですが、それでも困ったときには神頼みしてしまうものです。
となれば篤い信仰心をもつ国々のひとなら言わずもがななんでしょうが、それも場合によりけり。
なんと機体に異常をきたした飛行機のパイロットが神頼みしてしまった事件がありました。
それも2件。
まずはイタリア。
緊急措置をとる代わりに祈りを捧げて、操縦する飛行機の墜落を招いたチュニジア人パイロットに対し、禁固10年の有罪判決を言い渡した。
もとは燃料系の不具合が原因だったようですが、このパイロットは緊急着陸を目指すわけでもなくなんと大声で祈りをささげていたそうで、結果残念ながら16名の乗客がなくなりました。
そしてイラン。
イラン・アーセマーン航空の飛行機が、航行中にトラブル発生。機内放送でパイロットが乗客に「この飛行機に技術的な問題が発生した。今から空港に戻るが、無事に戻れるよう祈ってほしい」と伝えた
この飛行機は機材トラブルで離陸が6時間も遅れており、そこにきてパイロットの神頼み。乗客は大パニックになりましたがこちらは無事空港に戻れたようです。
両者とも似たような状況ですが、こういうときに決定的な差を生むのはなんなんでしょうね…。
“なにか起こったとき”圧倒的に危険性が高いのが飛行機です。乗る側がパイロットを選べはしませんし、すべてのパイロットがサレンバーガー機長というわけでもありません。それでも「神頼みしかしない」パイロットは遠慮したいですね。
コメント